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おはよう
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_...ゴソッ
布団の動く音がして目が覚めた。
ベットの端に寄りかかった状態で寝てしまったんだろうか、尻がものすごく痛い。
「…ここ……どこ……ぇ…?」
不意にベットの上から細く高い声が聞こえた。
やっと起きたか。
「おはよ。身体、大丈夫?」
俺はゆっくり立ち上がってなるべく優しく声をかけた。
…筈だ。
「ぇ…ぁ…ここ……布団……僕……」
そいつは単語を小さく呟くように言った。
「ん?あー…ここ俺ん家。よろし_...」
「ぁ…ごめんなさ…いま……おりるから…ごめんなさい…ごめ……」
握手しようと手を出した瞬間、そいつは震えるように毛布を握ってそういった。
挨拶をする俺と目があった瞬間にそいつは泣き出して「ごめんなさい」を連発してくる。
何に謝ってんのかわかんねー。
それでもそいつは謝りつづける。
「い…いまおりる…から…ごめんなさ…………
ふぁっ‼︎」
「あぶねぇっ!!」
ベットから落ちそうになったそいつに伸ばした腕に
痛みが走る。
そいつがベットから落ちてきた重みだ。
「おまえあぶねーだr_...」
「ごめんなさいっ…叩かないで…ごめんなさい…ごめ…なさ………」
…俺は怯えるそいつに何もできなかった。
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