アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ちゃぽん((
-
「いいか…怖かったらいえよ?」
「だ、大丈夫です…!」
入ろうとするそいつをフォローするように
手を差し伸べて言う。
少し震えているけど、それでも望勇が頑張ろうとしているのが見えて嬉しかった。
「あとちょっとだ!がんばれ!」
片足が浸かりそうになってそいつが動きをとめたのをみてそういう。
そいつは「はー…ふー…」と大きく深呼吸をして
俺に頷いてみせる。
_チャポッ…
水に波紋が浮かんだ。
「望勇っ!」
ただ足をお湯に入れただけなのに、
俺はものすっごい感動して、抱きしめた。
片足を入れかかった不安定な体制の望勇は
驚きながらもゆっくり俺の腰に手を回して
抱きしめてくれた。
抱きしめたまま、望勇はそろりと足を下ろし、
片足がお湯に隠れた。
「...あったかい…」
そう呟きながらもう片方も足を入れた。
抱きしめたまま両足入ったのを見て、
俺はゆっくりそいつから離れる。
「あっつくないか?」
これであっついて言われても困るけど…なんて思いながらそう聞くと「あったかい…きもちいです」
なんて答えてくる。
よかった…。
一気に脱力感が出て俺は腰を下ろした。
俺が入ったことで水面が上がったことに望勇は
ビクっと体を硬くする。
けど、すぐに真似をしてゆっくりしゃがみ出す。
俺は足を伸ばして胸ぐらいにのとこのお湯なのに、
体育座りで風呂に入った望勇は肩がすっぽり隠れていた。
「望勇、入れてよかったな」
ひと段落ついた望勇を撫でてそう言うと
望勇は嬉しそうに頷いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
29 / 61