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駄菓子屋
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「わぁぁあ…!おぉおおおおお…!」
望勇が店の入り口で歓声を上げる。
と言うか、興奮しすぎて声になってないぞ。
…どこに来たかというと、
子供に大人気、300円で満足できる、大人も楽しい
そう…
駄菓子屋。
しかもデパートに子店が入ってる
ではなく
駄菓子屋という店がちゃんと立っている。
もちろん平屋だけど、すごい落ち着いてて、
天井からぶら下がってるのだとかなんだとかで
広くて眩しい感じがない。
俺も好きだったなーなんて幼少期を思い出して
望勇と重ねる。
…もっとも、俺の幼少期を望勇は20歳でやってるんだが。
「…500円までなら、なんでもいいぞ」
目を輝かすそいつにそういうと「え?いいの?」の言葉もなく大きく頷いた。
子供用のピンクや黄色でできた小さいカゴを持って、望勇は「こっち!」と俺を引っ張る。
…俺は小2でもそのカゴ恥ずかしくて嫌だったのに…
なんて思いながらついていくと
全く知らない場所のはずなのに何故かチョコの場所に着いた。
「ちょぉこお…」
木箱に分けられたチョコを見て望勇が言う。
…好きなのか…覚えておこう
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