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勉強道具
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「…あ、で。話戻すけど…
望勇、勉強する気ないか?」
望勇を見てそういうと、彼は首を傾げ「なにをするんですか?」と問う。
「だから、勉強…」
って言っても。こいつにはわかんないよなと思って、力なく笑う。
こいつといるとペースが乱れるっていうか、なんかなんでも笑えちゃうわ。
「明日さ、望勇でもできそうなワーク買ってくるからさ。
少し 勉強してみないか?」
そう聞くと、望勇はやっぱりわからないという顔をして「勉強はしたらいいもの?ひつよー?勉強したら…嬉しい?」と聞いてくる。
小2まで勉強してたとは言え、必要性すらわからないのだからしょうがないと思った。
「望勇が勉強できるようになったら、俺は嬉しいな〜」
遠くを見つめてそういうと、腕の中でそっと肩を跳ねらせて望勇が反応した。
「…ボク、勉強、します」
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