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かくれんぼ1
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テツヤの手を引きながら、私たちを呼んでいた子たちのところへ向かうと、1人の女の子が話しかけてきた。
…確か名前は……
「美月君!リサたち、かくれんぼするのー美月君も一緒にやろうよ!」
と元気良く言ってきた。
……あっ!そうだリサちゃんだ!
……忘れてた…と思いながら
『かくれんぼね…。いいよー!テツヤも一緒でいい?』
リサちゃんに聞くと
「…っ!ビックリしたーテツヤ君もいたんだね!いいよー!テツヤ君も一緒に遊ぼう!!」
可愛い笑顔でOKしてくれた。
……テツヤの姿に気が付かなくて、ビックリした顔をしていたけど一緒に遊ぶのが、嫌そうな顔はしていなかった。
…最初の頃は、テツヤも一緒に遊んでいい?と聞くとほとんどの子が、えーという嫌そうな顔をしていたけど最近はみんな普通に遊んでいる。
なぜか知らないが、私がテツヤと一緒にいるといつもよりテツヤが見えやすくなるらしい。
…もともとテツヤは性格が悪いわけではないし、影が薄い以外は普通にいい子だから、嫌われる方がおかしい……。
それにテツヤはこの世界の主人公で、私の大好きな人だから助けたかった。
…私がいることでテツヤの役に、立っているのなら良かった。
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