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荻原シゲヒロとの出会いと俺の決意
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「美月君に紹介したい人がいるんです。」
ある日、俺のクラスにきたテツヤがそんなことを言ってきた。
『…?紹介したい人って誰?』
俺がテツヤに聞くと
「お前が黒子の友だち?」
いきなり誰かに話しかけられた。
『…そうだけど?』
初対面でお前呼び…!礼儀がなってないな!!あっ…相手小学生だ……。
なんて思いながら、話しかけてきた人物を見て少し驚いた。
黒い影の入った朱色の髪…あーここで知り合うとはね〜
「オレは荻原シゲヒロ!よろしくな!!」
『俺は橙山美月。こちらこそ、よろしく。』
…コレが俺と荻原シゲヒロの出会いだった。
荻原シゲヒロは小学校時代以来のテツヤの親友で、テツヤにバスケを教えた人物。
小学生の時はテツヤの家の近所に住んでいたらしいから、そのうち出会うとは思っていたけど……結構早く出会ったなぁ〜
どうやら、まだシゲヒロはテツヤにバスケを教えていないみたいだから、テツヤがまだバスケに興味を持っていない頃らしい…。
テツヤが、バスケを好きになる瞬間を見れるかもしれない…!!!
それに……俺もテツヤたちと一緒にバスケをしてみたい。
せっかく、この世界にきたんだからキセキの世代たちとバスケをしてみたい。
でも、バスケなんて学校の授業でしかやったことのない、元ひきこもりの俺じゃ全然相手にならないだろう。
……そもそもバスケのルールもイマイチ分かっていないし、これじゃあバスケをする以前の問題だ。
…よし、バスケの勉強をしよう!
バスケのルールとか覚えよう!
でも、本を読んだだけじゃ身につかない。
こうなったら、バスケを習おう!
そう決意した後の、俺の行動は早かった。
お母さん、お父さんにバスケを習いたいと言って、習わせてくださいとお願いした。
最初は急にどうしたんだという感じだったけど、俺の本気の頼みに2人はokしてくれた。
まだ、帝光中のバスケ部に入るかは決めていない…でも、一軍に入れるくらい強くなりたい!と思った。
元ひきこもりの俺には、精神的にキツイかもしれないけどもう一度の人生、好きに生きなきゃ損でしょ?
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