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新しい命 2
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夜「産みます。」
夜久のその一言で、その場にいた者は微笑んだ。
「そうですか、分かりました。これからは頑張りましょうね」
母「そうね。頑張ろうね、衛輔。」
夜「え?」
母「どうしたの?」
夜「てっきり反対されると思ってた。」
母「そんな訳ないじゃない。寧ろ嬉しいわ。孫が出来て。」
夜「そ、そう。」
母「…それにね、衛輔。私が反対すればそれは、その子に対して死んでくれって言ってようなものでしょう?だから私は、反対なんてしない。…それに、この子のお父さんは、鉄郎くん、でしょ?」
夜「っ……うん。」
母「それなら、いいわ。黒尾くんなら、信頼出来るもの。それに、衛輔が好きになる位格好いいものね♡」
夜「っ……うん///」
母「だから、この子を頑張って産もうね。衛輔。」
夜「っ………うん!」
母「あらあら、ふふっ。泣かないの。」
夜「泣いて、ない。」
そう言っている夜久の頬をつたう涙があり、顔は泣いていてもどこか嬉しそうで、それでいて優しい顔をしていたのだった。
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