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最悪招来。招かれざる客-8 side茜
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翡翠さんの家に、忘れ物をした。お揃いで買ったブレスレットを忘れるなんて、俺として不覚……
「なんだ、テメェ」
「ここの部屋の住人の恋人だけど?あんたらこそ何者?」
「鉄紺と紫紺に呼ばれて?」
知らない名前を出されて、嫌な予感がした。数人を潰して、合い鍵を回したけど空回りした。最初から開いていたらしい。嫌な予感がますます強くなる。
「お?来たんじゃね?」
「俺見てくるわ」
聞こえた声は二人。どっちも男。おそらくさっき聞いた奴らだろう。
「あんた誰?鉄紺の知り合い?」
「あんたこそ、誰?」
「紫紺だけど?」
翡翠さんのにおいがする。それと、むせるくらいの雄の臭い。
「どけ」
「はァ?」
肩を掴んでくるそいつを躊躇いなく蹴り飛ばす。これでも、格闘技はできる法なんだよな。
「翡翠は?」
「誰が言うと思う?」
顔面に数発入れて、寝室に向う。
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