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どこ…………? 2 side和装の女性
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縁側に崩れ込んだお嬢さんは、細い身体を震わせて吐いていた。まだ熱さえ下がってないのに、身体に負担しかない。
「ちょっと、誰か!」
胃に何も入っていないらしく、黄色い胃液しか出てこない。ツンとした刺激臭に少しだけ顔をしかめたけど、すぐに人を呼んだ。
「翡翠さん!駄目だって!まだ動いちゃ駄目だって!!」
「っかえる、帰るの、っ!」
茜が転びそうになりながら走ってきて、お嬢さんの肩を掴む。駄々を捏ねるように拒絶するお嬢さん。茜が泣きそうな顔でお嬢さんを押さえているのが、見ていて痛々しい。
「お袋、二人にして」
「え?えぇ……」
なおも拒絶するお嬢さんと茜を残して、一度離れることにした。
と言っても、陰から会話だけ聞くけどね。
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