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おでかけ 2
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「翡翠さーん!ただいま帰りましたー!!」
「お帰りなさいませ、若っ……!?」
「はぁ!?そこは“お帰り、茜君”でいいんですよ!?“お帰りなさい、あなた”でも可!!」
「帰ってきて早々、何バカな事言ってんだ」
一応、ね?僕だけ特別扱いなんて勿体ないと思いますし……。あと茜君重いよ~。
「翡翠もそこまで気にしなくていい。俺達の特別だって組のやつらは認識してる」
「ですが……」
「翡翠さん!弁当ありがとう!すっげー美味かった!!」
「それはよかった」
「弁当、だと?」
あれ?琥珀さん、何か目が……
「要するに、兄貴、羨ましいんだろ?」
「違う。翡翠の手間を増やすなと言っているんだ」
「やだねぇ。男の嫉妬は見苦しいって言うじゃん?」
「あの、琥珀さんにも作りましょうか?お弁当」
「そこは俺だけがよかったかな!?」
抗議してくる茜君。無視するとあとが面倒なんだよなぁ……
「茜君、僕は家政夫として当然のことを提案しているだけだよ?」
「だそうだ」
「おーれーだーけーでーいーいーのーー」
「我が儘言うな」
……兄弟喧嘩が始まっちゃったから、そろそろ夕飯の準備してこようっと。
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