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挟み込む番外編-2
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「できた!」
「お疲れ様です。珈琲淹れますね」
「ありがとう~」
無難に生チョコとマフィンにしてみたけど……無難すぎたかな。もっと凝ったお菓子作ればよかったかな。
「まぁくんおはよー…あれ、お客さん?」
「おはようあっくん。寝癖すごいよ。昨日言ったけど、翡翠さん。バレンタインのやつで場所貸してたんだ」
「へぇー……まぁくんはあげないよ?」
一つトーンが落ちた声。あ、この子真音君狙ってるんだ。
「あっくん、翡翠さん恋人居るから。ほら、おいで」
「わん」
慣れたように真音君は抱き付いてくる天音君を宥めている。いいな、羨ましいと思ってしまう。自分から触れる事にまだ少し抵抗があるから、ね。
「それはそうと翡翠さん、さっきから携帯がずっと鳴ってるんですけど、大丈夫ですか?」
「うん。……え?」
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