アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
仕事中です 2 side茜
-
「茜ぇ、ここの料理いいじゃん!」
「だろー」
合コンに連行され、その上に俺に店を予約させる。
さっさと抜け出したいけども両脇に派手な女が陣取って邪魔。暴れたいのを全力で我慢してる。
普段は狂犬呼ばわりされてるんだぞ!俺は!!!
「茜君、ほら食べないの?」
「食べてるよ」
「茜君って好き嫌いある?」
「んー強いて言えば……ナスかな」
ナスだけは無理。って言っておく。
正直、化粧と香水の臭いで味が分からない。
「失礼致しますこちら軟骨唐揚げでございます」
「お、キタキタ」
適当に料理を追加オーダーして、適当につついていく。
隙をついて逃げ出す気満々です。
「茜君ってどんな子がタイプ?」
「ん?んー」
好きなタイプ………
女子ってみんな同じじゃん。ここに来てる子全員同じに見えるし。
どうせ顔しか見てないんだろ。
俺がヤクザの子って知ったらどんな顔するだろ。
「すいませんもうイカオクラは終ってまして……」
「ハァ?金払ってんだろーが」
「ですから」
連れてきた男一人が店員と揉めてる。ここで厄介事起こされるのも面倒なんだけど。
あ、このタイミングで逃げるかな。
「責任者連れてこい責任者!」
「……すいませんお客様、他の物を頼むとは考えませんか?」
聞き覚えのある声がして、思わず揉めてる方を向いた。
「翡翠さん!?」
「ん?もしかして茜君?」
え、どーいうこと。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 111