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仕事中です 4
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「翡翠さんっ」
「あ、茜君。どうしたの?」
「送っていきたくって」
「それは僕みたいなのじゃなくて、女の子に「翡翠さんが可愛いからです」……そう」
前にも似たような件あったね、とか思い出す。
茜君は僕の手を取って、繋いできた。
「翡翠さんって、手小さいですね」
「ガサガサでしょ。仕事の関係上仕方無いんだけど」
「今度、ハンドクリーム贈ります!」
「そう?」
「でも其処までガサガサじゃないですよ。むしろ女よりスベスベもちもちです!」
「茜君はお世辞がうまいね~」
「お世辞じゃないっす!」
いやいや、充分お世辞だよ。
「翡翠さん、俺、飲んでないですからね」
「解ってるって」
「エスパー?」
「様子見に来た時、茜君の座ってる前の机にお酒のグラスは無かったからね」
「~ッさすが翡翠さんっ!」
飛び付いてくるから、バランスを支えるのに必死になった。
「そだ、今度時間ありませんか!?」
「え?えーっと…水曜日は僕は休みだよ」
「出掛けませんか?!俺、ちゃんとお礼したいです!」
「真面目だね」
翡翠さんだからです!とステキな笑顔で言ってくれた。 ちょっと照れるかな……。
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