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フリーマーケット 5
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「あら翡翠ちゃん、そのハンサムなお兄さんはどちら?」
「あ、彼は茜君と言って、僕の友達です」
「どうも」
茜君が来てから、お客さん増えたなぁ…茜君カッコいいもんね。
「翡翠さん、」
「なーに?茜君」
「モテますね」
「え?茜君がでしょ?」
もー大人をからかうんじゃありません!
「翡翠さん、年下と年上にモテるでしょ」
「そうなの?」
「いや…なんとなくっすけど」
飛ぶように品物は売れ、売れ残りなんとゼロ!茜君のお蔭だね!!
「茜君茜君!完売したよ!!」
「え、マジっすか」
「うん!完売は久し振り!!」
売り上げは、僕はちょっと贅沢にケーキを3つ買って、残りは寄付にまわしている。と言ってもたかが知れているけどね。
「翡翠さん、売り上げどうするんですか」
「ん?自分へのご褒美にちょっと高いケーキ買って、残りは寄付だよ」
「…謙虚なんですね」
「そうかな…?充分贅沢だと思うけど」
だって、ケーキ3つだよ!?贅沢だと思わない?!
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