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フリーマーケット 6 side茜
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「送ります」
「大丈夫だよ」
「さっきの奴よりマシでしょう」
「そうだねぇ…茜君、時雨さん嫌いだねぇ」
「嫌いっすね」
僕もーと翡翠さんが答えると、後ろで何か落とす音が聞こえた。
振り返ると段ボールを落としたオッサンがいた。翡翠さんにしつこくセクハラしてたオッサンが。
「まだいたのかよ」
「君こそ、翡翠君の家まで上がりこむ心算かい?」
「翡翠さん、ダメですか?」
その心算だったが、一応翡翠さんに聞いてみる。
「いいよー。茜君のペンケースの案もこの際見てくれないかな?」
「是非!」
翡翠さんの部屋!久々だな!!
「んん~翡翠さんの部屋久々!」
「そう?この前買い物行った時以来だっけ?」
相変わらず片付いていた。リビングと寝室、あとは風呂とかのそんな部屋。
ちょこちょこ置いてある可愛いものを俺が発見すると慌てて隠そうとする。別に隠さなくっていいのに。素の翡翠さんが好きなのに。
「隠さないでいいですよ。翡翠さんの部屋、初めてじゃないですし」
「う、うん…でもちょっと恥ずかしいって言うか…」
「翡翠さんは可愛いから良いんです」
「茜君、何度も言うけど「可愛いです翡翠さん。可愛いから可愛いて言うんです」…もう」
あんまり可愛いって連呼すると流石の翡翠さんも怒るか。
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