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可愛い翡翠さん 2 side茜
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あーダメだ。翡翠さんが可愛すぎて……
「翡翠さんって、癖ってあります?」
「ん?ん~癖……わからないなぁ……」
翡翠さんは考えるとき、首を傾げて右手を小指が前にくる感じで頬杖をつく。翡翠さんは気付いてないけど、癖だ。完璧に癖だ。
「翡翠さん、癖って本来無意識にするものですから、わかんなくって当然っす」
「えー?」
そんでもって、年上か疑うくらい言動が幼い。もういっそ幼児化でも中学生でもいいんで幼くなって俺の前に現れてください。
「翡翠さんって、中学高校って学ランでしたか?」
「中学は学ランだったよ。高校は選べたから、やっぱり学ランだった」
「選べたのに?ブレザーとですよね?」
「うん。僕、ブレザーを1回同級生が着せてきたんだけど、その……女装にしか見えなかったらしくって……」
あー(察し)
「ちょっと!なにその察した顔!」
「だって、翡翠さん身長の割りに細いですし、くびれありますし、それに」
ぽこんっと翡翠さんに丸めた雑誌で叩かれた。可愛い。手加減してくれたし。
「もうっ!」
「あは。翡翠さん真っ赤」
「誰のせいだと!」
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