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お泊りのお誘い side茜
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みなさんこんにちは。翡翠さんを愛して止まない健全な大学生の茜です。
突然ですが、やってしまいました……
「翡翠さんが夢に出てきたからって、夢精とか……」
最近ずっとこんな感じ。いつもどおりの翡翠さんだったり、俺のわがままに付き合ってくれてコスプレしてくれたりしてて、もう天国だったんだけど、起きたときの虚しさとぐっちょぐちょの下着が現実に引き戻される。
「俺、溜まってんのかな……」
日に日に、翡翠さんが好きになる。もっと翡翠さんを知りたいし、もっと俺を知ってほしい。もっと触れたいし触れられたい。
「なんだ、起きてたか」
「部屋入る時はノックしろ馬鹿兄貴」
「した」
「……あっそ」
珍しく兄貴が起きていた。普段は俺より遅いか、俺が起きたときに居なかったりするから顔合わせるのは久々。
「あの男か?」
「ちゃんと翡翠っていう綺麗な名前がついてんだから!!」
「小奇麗な名前してんな。女みてぇに」
「うっせぇ」
兄貴は翡翠さんが気に入らないらしい。俺に親しい事とか、無断で俺を部屋に泊めた事とか諸々含め。
「言っとくけど、翡翠さんは一般人なんだから手出さないでよ」
「俺もそこまで馬鹿じゃない」
「どーだか」
今頃翡翠さん何してるんだろ。もう起きてるかな。天気がいいから洗濯物干してたりするのかな。
「なー兄貴」
「なんだ」
「今日、翡翠さんの所泊まるから」
「!?」
隣で固まる兄貴を他所に、俺は翡翠さんに今日泊まって良いかを聞くためにケータイを手に取った。
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