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アイス
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「温まったみたいだね~」
「はい。あ、シャンプーとか使わせてもらっちゃって」
「いいよ。僕だけじゃなかなか減らないし」
ちゃんと乾かしたのか、茜君の髪は濡れてない。寝巻きも若者らしくTシャツにハーフパンツ。うーん……僕って子供っぽいのかな。いまだにパジャマ……
「どうかしましたか?翡翠さん」
「茜君、僕って子供っぽい?」
「いきなり如何したんです?そりゃあ翡翠さんは俺より小さいし仕草なんてそこ等辺の女より断然色っぽいし器用だし年上っぽく見せようとしてるのは可愛いですけど」
「ごめん茜君半分以上理解できない」
「簡潔に言わせて貰うと、俺のタイプドストライクって事です」
「茜君、脳外科おすすめしておくよ」
話にならないや……
「そう言えば、翡翠さんパソコンで何見てたんですか?」
「んー?メールの確認。僕、ハンドメイドサイトで活動してるから」
「初耳ですけど……なんてサイトですか!?」
「え?“翡翠堂”だけど」
友達に何か案が無いか聴いてみたら「翡翠堂」と返ってきた。響きが渋いけど、サイトは可愛いし、なかなか気に入ってる。
「アイス買ってたんですから、食べましょーよ」
「そうだね。茜君何買ったっけ」
「俺期間限定のやつです。この時期だけキャラメルソースが入るんですよ」
「わぁ、美味しそう!僕もそういうのにすればよかったかな……」
期間限定って響きがいいよね~。ついつい釣られちゃう。
「俺のあげますから。いくらでも」
「ひ、一口でいいよ?!」
メールは届いてなかった。暫く余裕あるかな。
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