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よろしく…?クラスメート2
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「おい、何してるか知らんがとにかく堀野宮はこっちに来いって」
いい加減にしろとでも言いたげな顔を見てさすがに行こうと思った杏黄
まぁ、行っても良かったのだが、彗からのストップがかかってたため無理だったのだが、彗がもういいと言ったのでOKと解釈する
とろとろと歩く姿を連写している彗を白い目で見る先生
この生徒にそれほどの魅惑があるのかとじっと観察するが、分かるのは野暮ったいほどの茶髪にありえないほど細い体
前髪はメガネにかかるほど
そのメガネもなんだかダサい
ただ、髪の色は綺麗だと思った
綺麗な栗色は、聞いた話によれば地毛らしく綺麗に栗色に染まっている
細い体は、カーディガンがずり落ちているほど
確かあのサイズぐらいなら1番小さいのではなかったかと凝視する
そして、カーディガンの袖からちらっと覗く指は真っ白だった
確かに、浮世離れした雰囲気はしいい感じだが、いかんせん前髪のせいで顔がよく見えない
もし、これで顔が悪いなんてことがあったらと考えるとショックでかそうだけど…など考えながらやっとたどり着いた杏黄をじっと見た
「なんです?」
「いや、前髪邪魔じゃないのかと思ってね」
「彗が上げるなって…怒られたから、あげない。です」
ふむ、彗に泊…か。と考え込む担任はちらっと泊と彗に視線を向けてから、杏黄を一瞥し…面白そうだと口角を上げた
「じゃあ、堀野宮
挨拶しろー」
「チッ…よろしく、したくない。かも
面倒くさいし
僕、自分から動くって、しないから」
「謎っつうか、適当な挨拶だな」
ため息をつく担任の横で、げっそりしている杏黄
原因は、喋る杏黄を動画に収めてる過保護ズを見たのと、クラスの異様なまでの注目の仕方
失敗したな。とも思ったけど、話しかけてくるのも少ないか…と良かったのか悪かったのか分からなくなった杏黄だった
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