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鳥籠の鳥3~ベリアル視点~
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「やれやれ、気分屋め…。どうせ、俺に受け渡しをさせるつもりだろう」
「此処へは誰も近寄りたがらないのだから仕方あるまい。それに、貴様が焚きつけたのだろう…」
「では、責任をもって一流の職人に作らせよう」
心底楽しそうにベルゼブブは笑った。
♢♢♢
単純なルノアの事。
馬鹿の様に手放しで喜ぶだろうと思っていた。
それなのに実際は箱を突き返してきた。
髪飾りが気に入らないのかと思っていたが、自分には似合わない等と言いだす。
それでも髪飾りをつけてやれば、感動に頬を紅潮させている様に、私自身が戸惑わされた。
いつも私の予想通りにならないルノアに、気がつけばもっと知りたいと思っている自分に気がつく。
もしかしたら、ルノアに惹かれはじめているのかもしれないと、ふと思い。
そんな事はありはしないと心の中で否定をした。
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