アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
始まりって唐突ですね。
-
初めまして。僕は水守彰太です。僕は今なんと告白されてます。
男に・・・
何でかと言いますと
これは今日の朝にさかのぼる・・・
「行ってきまーす」
いつも通り、眠たい目を擦りながら家を出る。
「いいか、彰太。車や事故もそうだけど、変なやつに捕まらないようにな!」
涼太兄さんが心配そうに言った。相変わらず過保護すぎだ。
「兄さん、僕もう子供じゃないし、大丈夫だよ。」
「うーん、でも、やっぱ心配なんだよ。なんたって、俺は兄ちゃんだからな!」
兄さんは笑いながら言った。
まあ、兄さんがこんなに過保護になるのも無理もない。
何せ親は仕事でほとんど海外にいるのだ。だから、兄さんは長男だから、ついそうなってしまうのだろう。
涼太兄さんの他にも、2人兄がいる。2とも僕と同じ高校なのだが、今日の早朝、アメリカから帰ってきたため、直接学校へ向かうのだとか。
兄さん達はアメリカへ学校の行事で行っていたらしい。僕とは学年が違うためよくわからないけど、なんでも校長が相当金持ちで、自由な人なようで、校長の提案でアメリカ旅行が行事になったらしい。
この学校、大丈夫か・・・?
とりあえず、僕は兄さんとわかれ学校へ向かった。朝、学校の下駄箱を開くと手紙が入っていた。
「なんだこれ?」
嫌がらせの手紙か何かかと思いながら、それを開くととても綺麗な字で
水守彰太君へ
いきなりこんな手紙を出してしまって、すいません。突然ですが、君のことが好きです。君の優しいところや、意外と真面目なところ、君のいろんなところに惹かれました。よろしければ、直接会っていただけませんか?昼休み、体育館の裏で待っています。
と書かれていた。
えええぇぇぇぇ!?何これ?ラブレター!?僕に!?おかしくない!?
あっ、そっかきっとこれ騙されるやつだなー。行きたくねー。でも行かなきゃ、また何されるか・・・。仕方ない、覚悟決めよう。
そして、憂鬱なまま、あっという間に昼休みになってしまった。
「誰もいない。あー、早く終われ。」
僕がブツブツと文句を言っていると、
「あの・・・!水守君!」
誰かに呼ばれ、振り向くと、
「え・・・?」
そこには、学校の王子様である紫藤彬が立っていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 30