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面倒
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まぁ結局晴らさないまま放置していずれ忘れるのが俺流。なんちってww
「浩介―
こんなめんどくさい奴ほっといてさっさと教室行こうぜー」
正確には一緒に居ると面倒事に巻き込まれるのであって、本人は面倒では……
「俺から離れることを許すわけがないだろ」
ないとは言い切れないや
「とりあえずその手を放しやがれ!」
まったく…
教室が違うのに離れるのを許さないとか無茶苦茶なこと当然のように言うのやめろよなほんと
女の子に大モテの圭太は男にもモテるようで…
校舎に入って女の子の歓声が途絶えても、それを引き継ぐかのように男たちの甲高い声や野太い声までもが聞こえてくる。
下駄箱にラブレターが入ってることもしょっちゅうだ。
男が男にモテるなんてどういう状況だよと入学当初はツッコんでいたが、一年もたった今ではもう慣れっこだ。
そして俺は相も変わらず妬みの対象として日々痛い視線を浴びている。
教室が違うことは俺にとって唯一の救いかもしれない。
そしてここで一つ言っておくことがある。
俺と圭太はただの幼馴染
それ以上でもそれ以下でもない。
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