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後日……
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「ふ~ん
レーちゃんほんま罪な人やねぇ…」
事の顛末を話した浩介の反応は意味の分からないものだった。
「なんで俺が罪なんだよ」
「そらぁ自分で考えなぁ」
?
訳が分からない
「でもよかったなぁ
一緒に登校で来て」
「よくねぇよ!
確かにいつもみたいに引っ付けとはいったが、前以上にベタベタしてくんだぞ?!
一時静かで平和な時期があった分余計ベタベタ感が増して感じる!」
そう…
確かに圭太は惚れさせるとか言っていたが、まさか家にまで迎えに来るとは…
そしてずっと…(いつもの合流地点からら)抵抗もむなしく下駄箱につくまで手を繋がれたまま……
(家の前でも繋ごうとしてきたが全力で阻止した)
俺に彼女ができた説の事もあって、門の周辺は人だかりに次ぐ人だかりで、もみくちゃにされた。
圭太を好きな男女から罵倒の雨が降り、それに比例するように圭太が「怜司は俺のだ」と言って、思い出すだけで鳥肌が立ちそうな甘いセリフを俺に囁いて、しまいには公衆の面前でキスしようとしてきたのだ。
もちろん全力で阻止したけどな!
お金の件は人がいるからなのか、本当にいらないのか…
朝渡したのに突っ返された。
「のわりにレーちゃんイキイキしとるで?」
この一週間とは比べもんにならんくらい、とニヤニヤが止まらないと言った表情で俺を見る浩介。
「浩介、楽しそうなのはいいけど顔面崩壊してるって…
それにイキイキとは真逆でぐったりしてんだけど?」
彼女いるのに、圭太まで離さないなんて意地が悪いだの、ビッチだの、サイテーだの……
俺一言も彼女が出来たとは言ってねぇからな!
恨むぞ!長谷!!(P37「コイバナ」参照)
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