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諦めと素直な気持ち
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他にもあるけど?っていつものあの余裕たっぷりの笑顔が向けられた。
「お前の言う保証ってやつはお前と出会ってから一緒に過ごした時間。じゃ不十分か?」
なんか…少しずつ、でも確実に追い詰められてるような…
逃げ場を失ってる気が…
「……ふ…不十分って言ったら諦めてくれんのかよ…」
「いや?まさか
そんなことで諦められるならとっくに諦めてるっつうの」
「…さっさと諦めてくれればよかったのに」
フイッと顔を背ける。
そうすれば…
圭太を好きなんて感情持つこともなかったのに
「残念だったな
諦めて素直になれ」
カタンと音がしたかと思うと、顎を掴まれて圭太の瞳に俺の顔が映っていた。
「ち、近い…!」
「当たり前だろ
キスしようとしてんだから」
「な、何を堂々と言ってんだ
あと、つ、机に足かけちゃダメ」
「もう黙れ」
ゆっくりと顔が近づいて来て同時に圭太の息がかかる。掴まれていた顎はいつの間にか解放されていて…
座ってる椅子は固定されてるわけじゃないし、少しも身体を拘束されたりしてない。つまりは逃げようと思えばいつでも逃げられるわけで…
少し顔を逸らせばそれでいいのに…
「お前は俺のだ」
俺は視界いっぱいに映る圭太を受け入れた。
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