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拗ねと独占欲
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「プッ……ククククッ……アハハハハハ……!」
肩口に顔をうずめて拗ねてしまった圭太に思わず笑いがこぼれた。一度漏れた笑いは止まることを知らず大笑いにまで発展した。なんか怒ってるけど、止まんない。
「おいコラ」
ドサッと押し倒されて、ドスの利いた低い声にピタッと笑いが止まった。
「……ごめんなさい」
「お前もお前でタイプの女がいればすぐ目で追いやがって
あの女にも鼻の下伸ばしてデレデレしてんじゃねぇよ」
あれ?怒ってるのに怖くないぞ。拗ねてるからか?
「デレデレなんかしてねぇよ。桃華ちゃん彼氏いるし、俺眼中にねぇみたいだし」
俺に用があるのは“モエ”とやらのためで…癒されてはいたけど。ほんといい子だから。
「はぁ……
やっぱああいうのがいいわけ?
ちっちゃくて胸あっていかにもかわいいって感じの女」
す、拗ねてる拗ねてる拗ねてる拗ねてる!!めっちゃ拗ねてる!!
への字口とかレアだぞ!いや…見たことないんじゃ…
顔赤くしたり、への字口になったり…意外と知らないことあるもんだな
……もっと見たい
「可愛いとは思…!んぅ……」
最後まで言い終わらないうちに唇が塞がれた。荒々しくていつかの息の練習が全く役に立たない。
押しつぶされそう…
「誰にもやらない。お前は俺のだ」
あ……またこの瞳。動けなくなるやつだ。
それを見た瞬間、ピンッときた。
そっか…ふふっ……
「やらなくていいよ」
バカみたいに好きだと…
付き合ってもいねぇ頃から独占欲丸出しだったのかよ
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