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『部活14時からですし、まだ時間ありますね。顔洗ってから仮眠しますか?昨日はあまり寝てないでしょう?』
「あ…あぁ」
『どうしました?』
「いや…別に…」
さっきまで笑っていたのに、先生はまた難しい顔をして俺を見ている。
『別にって顔してませんよ?何かあるなら言ってください』
「いや…あの…お前さ…やっぱり普通に女の子と付き合った方が…いいんじゃないか?」
『何言ってるんですか?何ですかそれ』
「………だって…俺じゃ…俺のままじゃ…デートなんて出来ないし…外…手繋いで歩く事も出来ない」
『別に、そんな事気にしてないですよ』
「でも…」
『俺にはそんな事は何の問題もありません。デートも手を繋ぐ事も先生とじゃなきゃ何の意味も無い、それが例え家の中でしか出来ない事でも、俺は幸せですよ』
「………」
『それに…』
俺は先生に近づき先生からウィッグを外した。
『うん、こっちがいい。そのままの…いつもの先生が好きですよ』
「…女装させたの…お前だろ」
『そうですね。でも昨日も言ったでしょう?いつもの先生がいいって』
涙目の先生が「顔洗ってくる」そう言って洗面所に姿を消した。
しばらくして先生は腰にバスタオルを巻いてリビングに現れ、ソファーに座る俺の横に腰掛けた。
『シャワー浴びてたんですか?』
「ん…」
『もう機嫌直った?』
「ん…」
『どうしました?まだ何かありますか?』
「…まだ…時間…あるし」
「えぇ、ありますね」
「だから…その…」
「どうしました?」
「あの……せ…セックス…した…い」
耳まで真っ赤にして、そんなお願いをされて断る事ができるわけが無い。
そのままの先生が好き、そんな言葉でモヤモヤも晴れたのか、あまり甘えたり自分から誘う様な事が無い先生の精一杯の誘いに俺は悶えた。
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