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俺は冷蔵庫から取り出したビールを開けて、ソファーに腰をおろす
「あんた、名前は?」
『あ、えっと、イチです。 ノノムラ イチ』
「ふーん、イチ…ね」
俺は飲んでいたビールをグッと飲み干し、空いた缶をテーブルに置いた
ゆっくりと擦り寄る様に俺はイチの膝の上に座り、肩に手を回す
「こうゆう事しに来たんだよな? しようよ…」
甘ったるい声で誘って、俺はイチの唇にキスをした
ゆっくりと脱がせた服の下には、綺麗に筋肉が付いていて、俺はそのたくましい身体に喉を鳴らす
久々だったし、俺はフシダラにも腰が立たなくなるまでヤッて、最後の記憶は曖昧だった
朝、目が覚めると隣にイチの姿はなく、残っていたのはリビングのテーブルの上に置いてあったメモだけ
メモには
゛昨日は無理させてすいません、また会えたら嬉しいです゛
携帯番号まで書かれていた。
「ご丁寧に携帯番号まで…まあ、暇があったらまた会ってもいいかな…」
フッと笑ってメモをテーブルに置き、シャワーを浴びた
シャワーを浴びながらふと思う、昨日までのドロドロとした気持ちが今は嘘のように晴れやかだった
シャワーを浴びた俺は、スーツに着替え、出勤の準備をする
メモを胸ポケットにしまって家を出る
朝から足取り軽く
職場の門をくぐり、皆に元気に
「おはよう」
なんて挨拶
うん、良い朝だ
そう、思ったのも…束の間…
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