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デートってこんなんだっけ? scene坂上
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「野々村、ちょっといいか? 他の奴らは片付けして帰っていいぞ」
部活終わりに俺はイチを呼び止めた。
「野々村、お前何かやらかしたのか~?」
「御愁傷様~」
なんて周りの声にイチは
『煩いな…』
そう言って、イチは俺の後ろをついてきた。
あまり人が来ない空き教室に俺はイチを押し込んでドアを閉める。
「あの…さ、今日…金曜だから家来るんだろ?」
『はい、行こうと思ってました、都合悪かったですか?』
「や、違うけど…たまにはデートというか…映画にでもって思って…」
『デート?』
「嫌なら、別にいいんだけどっ…」
『嬉しいです、行きましょう映画』
「あ、じゃぁ、○○映画館に7時に待ち合わせでいいか?」
『はい、先生。楽しみですね』
「じゃぁ、後でな」
俺はイチと別れ、急いで仕事を片付け、家に帰る。
約束の時間までまだ余裕がある、俺はシャワーを浴び、着替えた…
着替えといっても、まだパンツしかはいてない。
何を着て行くか悩む
デートなんて何年ぶりだ…
あんまりお洒落すんのもなぁ…何か気合い入れてますっ、みたいな感じで気が引けるし…
だからって、ジーンズにTシャツは…いくらなんでもラフ過ぎだし。
「だぁーーっ…」
俺はベッドに倒れこんだ。
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