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「ん…あー…身体痛ぇ」
朝、起きると案の定身体は痛い…
「おい、イチ、起きろ」
『んー…』
「家、帰ってから部活行くんだろ? 起きろ」
『んー…あれ? ここで寝ちゃってたんだ、先生も一緒に寝てたの?』
「おー、おかけで身体痛い」
『ちゃんとベッドで寝れば良かったのに、一人で寝るの寂しかった?』
「…バカか、そんなわけないだろ」
恋する乙女のように、恋をする、10歳以上歳の離れた恋人に…
些細な事が嬉しくて、隣にいると暖かくて…
声が好き…
触れる優しい手が好き…
笑った顔が好き…
意地悪で、たまに腹が立つ
だけど本当は優しくて、甘ったれで…
こんなに好きになると思わなかった、好きになるつもりじゃなかった
だって、こいつはまだ若い…俺に対しての感情なんていつか変わるかもしれない
だから…こんなに好きになるつもりはなかった…
それなのに日々、心に好きが積る
指輪なんて渡して…もっともらしい理由を付けたけど、実際は自分への気持ちが変わらないでいて欲しいっていう願いの様なもの
『先生?』
「あ、何?」
『何か考え事? 険しい顔してる』
「あ…いや、あれだ、旅行っ どこ行こうかなって…さ」
俺は誤魔化すようにイチから目を背けた
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