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41 初めての中だし
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戻ってきたタカさんはワインを一口含んでキスをしてきた。
頭をガッチリ掴まれて俺はそれを受けるしかない。
口移しでワインが流れ込んでくる。
「んっ・・・ふぅ」
激しいキスに、たまらずワインを飲み込む。のどに感じる違和感・・・錠剤?
「変なクスリじゃねぇから安心しな」
「タカさん、何飲ませたの?なんで怒ってんの?やめて?お願いだから」
俺の言葉に、タカさんはごめんなって答えた。だけど、言葉とは裏腹に持ってきたハサミで躊躇なく俺の服を切っていく。
「ねぇ、何してんの?やめろよ。おい!」
構わず続けるタカさん。
ついに、俺はすべてをさらす。
裸にされた。
「紐、持ってきた。SM専用のやつじゃねぇから、暴れると跡残ると思うよ?」
「何すんの?」
「抵抗できないように縛ってあげんの」
笑顔で言うタカさん。
手のベルトを外して、俺の右手首と右足首を紐で縛る。
そして、テーブルに固定していた左足首を外し、左手首と縛る。
どうにか外れないかと足掻いてみるものの、しっかり固定されていてとれる気配はない。
そこまですると、タカさんは気がすんだのかソファーに座り直しワインを飲み出す。
しばらく飲んでから、俺を残してまたどこかへいった。
水の音がする。
シャワーを浴びているんだろう。
紐は足掻いたせいで皮膚に食い込んで手首も足首も痛い。
無防備な体をさらしたくなくて、出来るだけ膝を閉じ体を縮めていたのだが無理な体勢になるせいでひどく疲れた。
これから、何されるんだろう。
てか、何で怒ってんの?
タカさんが怒るようなとこ、なくね?
ーーー不意に、冷や汗がでた。
なんだこれ?
お腹、痛い・・・?
裸に剥かれて冷えたのだろうか。
痛い・・・痛い痛い・・・。
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