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とりあえずタカさんに連絡しよう。
そう思い、電話をかける。
・・・なかなか出ない。けど、粘っていると、はい。とようやくタカさんが出た。
「お疲れ様です」
とりあえずいつもの癖でそう挨拶してしまう。
「あぁ~、起きたか、えっとな、逃げたわけじゃないんだがな?あのな、その・・・」
もごもごとなんかごちゃごちゃ言ってる。
「起きたらいないから、どうしたもんかと思って電話しました。何してんすか?」
「うぇ?お、怒ってない?」
「怒られるようなことしたんですか?」
「うぅ・・・それはぁ、なんと言いますか・・・えっと・・・」
またもごもごしてる。
「とりあえず、帰って来れませんか?」
「いやぁ、それはそうなんだが・・・」
「あーもう、ごちゃごちゃうっさい。とっとと帰ってこい」
言ってタカさんの返事も聞かずガチャっと電話を切った。
帰ってこい。とは言ったものの、
「あぁーーーーー」
堪らず、大きな声を出してしまった。
気持ちがぐちゃぐちゃになってどうしていいかわからない。
赤くなっている手首をさする。
なんでこんなことになったんだろう?
結構ひどいことをされたと思うのに、なぜかそんなに怒りは感じなかった。
それよりもなぜ?
という疑問ばかりが浮かぶ。
この行為にも大分慣れたとはいえ、体への負担が軽くなったわけじゃない。
ベッドでごろごろとしていると、いつの間にか寝てしまっていたようだ。
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