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「お、ゆうと起きたか。まじでお疲れだねぇ~。いや、俺様のゴッドハンドが素晴らしすぎるのか・・・」
得意気に語るタカさんをボーッと見つめる。
「あれ?俺・・・」
どうやら、あまりの気持ち良さにマッサージの途中で落ちてしまっていたらしい。
先輩にマッサージされて寝こけてしまうなんて、なんて罰当たりな後輩だろう。
でも、本当にタカさんのマッサージは最高だった。
力加減とかが、もう・・・。
こう、グーっとツボを押してゆっくり呼吸に合わせて円を描くようにほぐし、スーっと指が離れる。
その、指が離れる瞬間に一気に意識が持ってかれるような快さが広がり・・・気づくと意識を手放してしまっていた。
俺が寝落ちしてからも、タカさんはマッサージしてくれていたらしくさっきまで感じていた重く鈍い感覚が腰から完全に消えていた。
・・・さすが、ゴッドハンド。
伊達じゃなかった。
「あ~・・・タカさん、すみません。本っ当に気持ち良かったです。腰も嘘みたいにすっきりしてるし、ありがとうございます」
そう言って椅子から起き上がろうとすると、タカさんが口を塞いで覆い被さってきた。
・・・えっと、なんで硬くなってるのかな。
キスに応じながら、タカさんが押し付けてくる猛った雄のしるしに、俺は困惑してしまう。
「・・・っ、はぁ・・・タカさん?なんで・・・」
顔面蒼白になりながら、タカさんを見つめると、ほんのり頬を赤らめ照れくさそうに頭をかきながら
「いやぁ~・・・う~・・・寝落ちしてたゆうとが悪いっ!ゆうとが『あんっ。』とか『あうっ。』とか、すっごい色っぽい声出しながら体ビクビク反応させて・・・そりゃ、ムラムラもすんだろ」
と、拗ねたように、ちょっと怒ったように言うタカさんは、なんだか可愛らしく見えてしまって・・・。
けれど、
「・・・ソレ、どうするの」
男だから、そのままにしておくのがツラいのはわかる。
けど、こんなとこで致すわけにもいかないし、何よりそれでは折角マッサージしてもらって良くなった腰がまた・・・。
「・・・どうしよう?」
普段だったら、有無を言わさず襲ってくるくせに困ったように笑うタカさんに、なぜかちょっとだけきゅんとしてしまう。
「俺が、口でしてあげようか?」
魔がさしたんだろう。
気づくと俺は、勝手にそんなことを口走っていた。
「う~・・・嬉しい申し出なんだけど、ゆうとも一緒に気持ち良くなんないと嫌だから我慢する~・・・」
てか、俺も一緒じゃないと嫌って・・・。折角、口でしてあげようと言ってるのに、可愛いワガママを言って断ってくるタカさんに俺は顔をしかめ、しばし考える。
あ・・・。
俺は、おもむろにホットタオルの準備をしヘッドマッサージ用のオイルを手に取る。
「タカさん、俺も一緒なら良いんだろ?腰にも負担がかからない良い方法・・・思いついた」
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