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草野は今から行く所は男2人だと入れてもらえないからと、俺にウィッグを被せ、キャップを深めに被ってろと言った。
『何でこんなもん持ってきてんだよ』
「必要だと思って買ってきた」
男2人で入れてもらえないとは、どんな所なんだろうと、俺は草野の後ろを付いて歩き、建物の前に立ち止まったので、その建物を見上げた。
『ここ…は…』
「夜のテーマパークだな」
『上手いこと言ったとでも思ってんのか』
「明日も休みだし宿泊できる」
『しなくていいわ、帰るぞ』
「ここまで来て帰るわけねぇだろ」
俺の手を掴み、草野は中へと入っていく。
適当に部屋を選んで、部屋に入ると意外にも部屋はスッキリと清潔感のある部屋で安心した。
俺のラブホテルのイメージはもっと…こう…いかにもスケベな事します的な物で、壁とかも鏡張りになってたり、ベッドも丸くて回転したり…
だけど、この部屋はちょっと高級感のある普通のホテルの部屋みたいだ。
『何だ、全然ヤラしくないな』
「パッと見だけはな」
見た目だけ、そんな言葉を不思議に思ったが、すぐにその意味が解る。
そこかしこに置いてあるのだ、エロいアイテムが…。
ベッドヘッドにはケースに入れられたコ〇ドームやローション…テレビの横にはアダルトチャンネルの案内冊子、扉の中には大人が喜ぶ玩具の販売機…。
俺はアハハと顔を引き攣らせて笑い、緊張を隠す為にテレビをつけたが、ついたとたん裸の女が画面いっぱいに映っていて、慌てて消した。
「お前、緊張してんの?」
『違っ…緊張なんてしてない』
顔を見なくても解る、あいつ今…絶対ニヤニヤしてると。
「こっち来いよ」
草野はベッドの上で俺を呼ぶ。
俺はおずおずとベッドの端っこに腰をおろすと、草野が俺を引き倒した。
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