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「お前、何暴れてんの?」
『あ…いや…別に』
「変な奴」そう言って草野はベッドへ上がる。
俺は心臓を更にドキドキさせていた。
草野が布団の中に入る、そして俺にも入れと布団をめくる。
「寒いからもっとこっち寄れよ」
『う…うん』
身体を密着させる。
草野は体温が高くて心地よい。
草野が俺の腰に手を回す…
あぁ、これからするんだ…そう思ったが
「おやすみ」
おやすみ?
ドキドキしていた心臓は一気にクールダウンした。
恥ずかしかった、一人で何勝手に盛り上がってたんだ俺は。
ラブホテルだからセックスしますって決まりは無い、風呂から上がるまで待ってろと言われても、セックスするから待ってろと言われた訳じゃない。
緊張して、ビクついて、恥ずかしいとか言っておきながらやる気満々だったのは俺だけだった。
穴があったら入りたいくらい、恥ずかしかった。
ベッドのヘッドランプで照らされた草野はもう目をとじていて、そのまま本当に寝てしまいそうだ。
俺は、ゴクリと咽を鳴らして草野に問いかける
『起きてる…?』
「…どうした?眠れないのか?」
『いや…あの…』
「何だよ」
『あの…し…しない…のか?』
「何、してほしいの?」
『べ…別にそういう訳じゃ…無いけど』
「何だよ、ハッキリ言えよ」
『いやっ いい。何でも無いっおやすみ』
俺は恥ずかしくて寝返りをうった。
「だから、寒いから離れんなって」
また草野に引き戻されて、背中に草野の体温を感じる。
再び回された手は俺の腹部を撫でた。
「おやすみ」と言ったのに、草野は何度も腹部から腰にかけて手を往復させる。
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