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「お前も着けておく?布団、汚せないだろ?」
確かに汚せない、汚れた布団を洗って家族に不信に思われるのは困る。
さっきは草野が手のひらで受け止めてくれたから良いものの、この先は汚す自信しかないのだ。
『つ…着けておく…』
ホラッとゴムを1つ投げられて、俺は包をあけて自身に着けようとするが上手く着けられずモタモタしていると「仕方ねぇな、着けてやるからこっち向け」そう言って笑いながら器用にゴムを装着してくれた。
キスをして、俺の顔を覗き込むみたいに見ながら「入れてもいい?」そんな不意打ちの言葉に不覚にもキュンとした事は黙っておく。
『今さらそれ聞く?』
「聞いた方がいいかと思って」
俺は照れ隠しに『うっせ、早くしろバカ』そんな悪態をついた。
ゆっくりと拡げられ、圧迫感に汗が滲む
『ふ…ぁ…アァッ…』苦しさで声が漏れると
苦しさを軽減させる為か草野は俺の股間をユルユルと上下に扱く。
気持ち良さと圧迫感が俺の身体に熱をもたせ、気付ば自ら腰を揺らしていた。
「バカ、まだ動くなよ全部入ってない」
『アッ…だって…何か変だ…ジンジンするっ』
草野は俺の動きに合わせグッと腰を押し進め
俺は急な刺激に驚いて草野にしがみついていた。
「ほら、全部入ったから動くぞ」
『待って待ってまだ…』
「お前が変に動くからお前のせいだぞ。俺だって我慢してたのに」
『我慢…?』
「もう好きにヤラせろよ」そう言って草野は何度も腰を激しく打ち付けた。
部屋に響くのはバチバチと肉のぶつかる音と、草野の荒い息遣い、俺はただひたすら喘がされ、激しさに逃げようとしても腰を捕まれ深く挿入され、何度目かわからない射精の後、意識が飛んだ。
ふと肌寒さで目が覚めると、うっすらと明るくなり始めた部屋に情事の後の乱れた部屋の光景が目に映る。
俺は掠れた声で『何だこれ、汚ねぇ』そう呟くと草野も目を覚ます。
「起きたのかよ」
『俺、寝落ちした?』
「寝落ちっつぅか、飛んだ」
『お前…加減しろよな』
「次は加減する」そう言って草野は笑った。
とりあえず、身体はダルいがこの乱れた部屋を片付けなければならない。
結局汚さないようにしていた布団はシーツは洗わなきゃならない程度には汚れているし、布団が汚れないで無事だった事だけが幸いだ。
そして、この情事の後です感が満載の大量のティッシュと使用済みコンドームをどうするか、家のゴミ箱に捨てるわけにはいかないし、かと言ってこんな物コンビニのゴミ箱になんて捨ててはダメだ。
『このゴミ…どうする?』
そんな俺の真剣でアホな問いかけに草野は吹き出して「まとめて俺が持って帰って捨ててやるよ」と盛大に笑った。
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