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嫌がらせの仕返しは嫌がらせ scene立花
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だいぶクラスにも馴染んできた今日この頃な俺、立花 葵は
未だに馴染めない…いや、馴染みたくない奴、草野と喧嘩中。
『テメェ今、俺の事見てただろ、気持ち悪ぃ、見んなよ』
「自意識過剰」
『あ? 何だって? じ…じ…磁石が何だって?』
「バカだろ…」
く…っ腹立つ
毎日こんな感じ
何だってこいつは俺に突っかかってくんだよ
ワーワー、ギャーギャー文句ばっかり言いやがって
あれ?
突っかかってんのも、ワーワーもギャーギャーも俺が草野にしてんのか?
まぁ腹立つ奴にはかわりない
気付けばこっち睨んでるし
せっかく女子と楽しく話してんのに邪魔するし
そんなに、女子と仲良しな俺が羨ましいのかよ
ガキめ…
昼休み、いつもはギャーギャーやかましい1年A組は、今日は静か…
あぁ、草野がいないから俺が静かなのか
平和だな、あいつがいないから
俺は、お弁当を全部食べ終わり、まだ満たされないお腹の為にパンでも買おうと、財布を手にとり、教室を出た
売店でメロンパンとイチゴ牛乳を買って、また来た道を戻っていると…
「好きです…草野君!!」
そんな信じがたい言葉を聞いた
『なっ? 何だって? まさか、草野って…あの草野じゃないよな?』
俺はそっと覗いた…
『げっっ!! 草野っ!!』
草野の分際で女子から告白だぁ? なめやがって、俺だって女子から
「好きです!!」
とか言われたいぞコノヤロー
…邪魔してやる…
俺は意地の悪そうな笑みを浮かべて、わざとらしく、鼻唄を唄いながら、スキップをした、さも人がいますよーって大いにアピールをして
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