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女子からの呼び出しだと、疑いもせずに舞い上がって、俺…バカみたいじゃん。
こんなイタズラ酷ぇ…
「女子からの呼び出しだと思ってたろ? 朝から顔ニヤけてんの、見てて面白かったぜ」
完全にからかわれた
最低、最悪だ
どんな育ちかたしたら、こんな嫌な人間が育つんだよっ
俺は立ち上がれずにうなだれていた。
そんな俺を満足そうに見ていた草野が俺の目の前で屈むと
「今日、1日楽しませてもらったお礼」
『あ?』
顔を上げた俺に草野は
チュッと音をたててキスをした
『何すんだコノヤロー!!』
俺は草野に頭突きをして
『最低だ、お前最悪だ、バカやろうっ』
そう言って、走って逃げた。
最悪、最低、あの野郎クソだ。またあいつにやられた、小バカにされた。
俺は怒りで、走って逃げる時に思い切り人にぶつかっても、ちゃんと謝る余裕すらなかった。俺の心はあいつに対する怒りで一杯だ。
だから、気付かなかったんだ…あいつがした事に…
俺は教室に戻ると、手紙を破り、ゴミ箱に捨てた
あいつ…いつか仕返ししてやる、そう心に決めた。
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