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「俺ら教室戻るけど、立花は…そこでまだ悩んどく?」
『んー…』
「鈴、戻るよ」
二人とも頭を抱える俺を置いて戻ってしまった、冷たい友だ。
一方、俺は…まだ考え中
草野が?
俺の事が好き?
いや、ないないない!!
だって、あれだぞ?
口を開けば、俺の事を
うるさい、ウザイ、バカとかチビとか文句しか言わない奴だぞ?
坂上先生は、こいつの何処に俺を好きな要素があるって言うわけ?
ない!!
ないから!!
でも…手紙の事は何であんな事したのか気になる…
本人に聞くか?
なんて?
何でこーゆー事すんの?ってきくのか?
うーん…
まぁ、悩んでも仕方ないな、本人に聞こう!
それが一番スッキリすんだろ。
1時間悩んで、事の真相は本人に聞こうと、結論を出し、俺は教室に戻った。
教室に戻ると、いつも憎らしい顔で座る俺のお隣さんはいなかった。
『草野は?』
その問いかけに、「ダルいから帰る」と言って帰った事を鈴が教えてくれた。
何だよ、せっかく話聞いてやろうと思ったのに…
面倒だけど、家まで行くか…こーゆー話はすぐに聞かなきゃ気が済まないし。
俺は授業が終わってから、草野の家に行って話を聞く事にした
授業も終わり、俺は1人草野の家に向かう。
俺は向かう途中も考えていた、まさか草野が俺の事好きとか、あり得ないけど…もし、好きだったら俺はどうすんの?
仲良く…は、あり得ないよなぁ。
だからって好きだって言われてツンケンすんのも…嫌な奴だよな…。
考えながら歩いているうちに、草野が住むマンションの前まで来てしまった。
ヤバい、何か変に緊張してきた。何て…何て聞くんだっけ、『お前さ、俺の事好きなの?』
いや!!
違う違う違う!!
そう、手紙!!
手紙の事だよっ
何で、あんな事したのかだよっ
『よし、行こう。』
俺はゆっくりと階段を上がった
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