アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
*
-
『あ・・・小林さんがくれたやつ・・・』
俺は鞄の中から携帯を出して、メールを送った。
立花です。
明日の朝、学校の玄関で待ってて、話あるから。
それだけ打って、携帯をベッドに投げた。
次の日学校の玄関には二人の待ち人、一方は俺の事が好きだと言う女子、もう一方は俺の嫌いな奴、草野宏太。
俺は「お前、昨日…」と話かけてきた草野を無視して素通りし、そいつの奥にいた小林さんに話かける
『おはよ、ごめんな待たせて』
無視をした態度に小林さんはオロオロしていたが、俺は話を続けた
『あのさ、昨日のメールなんだけど、話ね、俺小林さんと付き合う』
「「え?」」
小林さんと草野の声が重なった
『俺、小林さんと付き合う』
もう一度、ハッキリと伝えて
『帰り、教室に迎えに行くから一緒に帰ろう、じゃぁ、放課後ね』
そう言って、放心する小林さんと今にも掴みかかってきそうな草野を置いて、俺は教室へと向かった。
教室に入り、席に着くと、続いて草野も隣に座る。
顔は不機嫌さMAXで…
「立花…ちょっと顔かせよ」
ヒッ
顔が恐いっ
な、何で怒ってんだよ、さっき無視したからか?
俺は渋々、草野についていく。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
26 / 127