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珈琲なんて大嫌い scene立花
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大きなバッグを抱え、ドアの前に立つ。
俺は今日から3日間、この家に泊まる。
事の発端は…
数日前にさかのぼる、俺は人生初の彼女ができた(朝から夕方までの数時間)しかし、夕方…残念ながらお別れになった、何故なら…今、立っているこのドアの向こうにいる家主に邪魔されたからだ、何の勘違いかこの家主、俺が自分を好きなんだとぬかす。
全くもって残念な勘違いだ。
確かに、ちょっと、ちょっとだけドキドキしたのは認めてやろう、それを好きと世間では言うのか?
そんなのは、犬や猫にだって、ミミズにだってするさ。
だから、俺は、断じて好きなんて認めない!!
彼女とお別れした夕方、俺はそいつと2人この家で数時間を過ごしてみたが・・・やっぱり気が合うとはとても思えない。
俺は甘党ココア派
奴は無糖コーヒー派
見るテレビも聴きたい音楽も、全然違う。
俺は、やっぱり気が合わないからこいつとはやっていけない、そう思ったのに、奴は俺に、人間1日一緒に居たくらいで、気が合う、合わないがわかるわけないだろうと言う。
意外にも真剣な顔だったから、俺も真剣に応えたほうが良いかと、夏休み初日から3日間、家に泊まり、衣食住を共にする事を決めて、今に至る。
まぁ、夏休み初日って言っても、俺は皆から4日遅れての夏休みだけどな。
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