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俺は受け取ったココアを無言で飲んでいると、隣に腰掛けた草野が
「お前、今日帰るんだよな?どうする?動けないだろうけど帰るか?それとも・・・もう1日泊まるか?」
『帰るに決まってんだろ、カス』
ギュッと抱きしめられて、耳元で
「泊まっていけよ…まだ一緒にいよーぜ」
俺はドキドキと煩い心臓の音が草野に聞こえてしまうんじゃないかと、身体を離そうとしたけれど、耳が触れた草野の胸も自分と同じにドクドクと脈打っていた・・・。
同じだ…。
『仕方ねぇな、そんなに言うなら…一緒にいてやるよ』
そう言ってゆっくりと身体を離し、草野の顔を見るといつもの意地悪そうな笑みじゃなく、恥ずかしそうに、照れくさそうに笑う草野がいた。
その顔を見て更に俺の胸はドキドキした。
俺…草野の事…好…
「まぁ、明日も歩けるかは保証しないけどな」
なっ!?
何だとっ!?
くっそ、やっぱりこんな奴だよ、最低だっ…最悪だっ
『やっぱり、這ってでも帰らせていただきます』
「帰すわけねーだろ」
誰かっ 助けてっ
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