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言いたい事はハッキリとお願いします scene立花
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『草野、おやつ』
『草野、喉渇いた、お茶』
『草野、ココア』
『あ~眠ぃ…俺寝るから、草野のベッド借りるわ』
これ、最近の俺。
これ、俺の毎日。
草野は文句も言わず、俺の世話をする。
そんな、俺達の毎日。
ただ…
それは家限定の話だ。
学校では全然話さない、話をしても、お互いに文句ばかり、だからクラスの奴らは、俺達は仲が悪いと思っている。
まぁ、ごく一部の友人には俺が草野の家によく行く事がバレている。
俺は、草野とは決して仲が良いわけではない、むしろ…悪いと思う事がしばしば。
だけど…キスもセックスもする。
これは、どんな関係って言えばいいんだ?
まぁ、解っているのは…
友達ではないって事。
草野とお友達とか、マジで寒い、鳥肌たつ。
でも、大体…毎日一緒。
なんなの、これ。
あ、あーあー、わかった。
これ、俗に言う、セックスフレンドってやつ?
お互い気持ちいいから、これでいっか、みたいな?
なるほど、セフレね、納得。
なんてバカな事考えながら、俺は草野のベッドでうとうと眠りについた。
……。
「…花、立花っ」
『…んー、うっせぇ』
「立花、お前朝まで寝るつもりか?」
『…まだ眠い・…』
「泊まるのはいいけど、お前家に連絡しろよ?」
『んー、今何時だよ…』
「9時」
ガバッと俺は起き上がり
『マジで? 何で起こさねーんだよっ』
俺は直ぐに家に電話をして、友達の家に泊まると伝えた。
電話の向こうで、弟と姉がかなり煩かったが、帰るのがめんどくさくて
『明日は帰るからっ』
それだけ言って、電話を強制的に切った。
携帯を枕元に置いて、俺は再びベッドに転がると、俺の横に草野も寝転がる。
草野は俺の腰を掴み、自分に引き寄せると
「俺も一緒に寝ようかな」
そう言って、俺の首筋にキスをした。
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