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次の日、草野は学校に来なかった。
いつも聞く嫌味もなく、平和な1日だ
平和すぎて…つまんねぇ
草野の奴、学校まで休みやがって…まだ怒ってんのかよ
俺が悪いのか?
変な事聞いたから
でも、俺たちの関係って何なんだよっ
俺は眉間に皺を寄せて
『だぁーっ わかんねぇっ』
そう言って机に突っ伏した。
俺の頭上から
「そーかそーか、解らないか、じゃぁ解るまで先生と居残りだな? 立花」
『え…?』
顔を上げると、ニッコリと微笑む坂上先生の顔があった
『先生っ違うんですっ考え事してて…』
「はぁ、なるほど、考え事してるから俺の授業は耳に入ってこない…というわけか?」
『ち、違っ…』
「立花、居残りな」
クソっこれも草野のバカのせいだっ。
結局、坂上先生とマンツーマンの居残り授業をさせられ、俺はグッタリと椅子にもたれ掛かった。
坂上先生が
「何か悩んでんのか?」
そう聞いてくれたけど、俺はうまく応えられなかった。
だから逆に聞いてみた
『先生ってさ、セックスしてる?』
「…お前、直球で凄い事聞くな」
『ね、してる?』
「あ、あー…まぁ…適度に」
『何で? 何でセックスってすんの?』
「…それ、答えなきゃいけないの?」
『俺さぁ、解んないんだよ…別に友達とかじゃなくて、好きとかでもないけど、毎日一緒にいてセックスもする関係って何なのか…』
「なるほどね、それで悩んでるわけだ?」
『うん…俺さ、そいつに俺達はセフレだよな? って言ったら、すげぇ怒って…』
「言ったの、セフレって…相手が怒るって事は…」
『事は…?』
俺は身を乗り出して、話の続きを待った
「うん、本人に聞け、俺が言って良いことじゃなさそうだな」
『え…?』
結局、先生にも教えてもらえなかった。
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