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『…坂上先生のケチ、本人に聞けないから先生に聞いたのに』
俺は文句を言いながら玄関に向かった。
下駄箱から靴を取り出そうとした俺は草野の下駄箱が目に写り、何かムカムカして
『学校、休んでんじゃねーよ、バカ野』
そう呟いて、下駄箱の扉をガンっと叩いた。
叩いた反動で扉が開き、下駄箱の中が見えた。
草野の下駄箱の中に白い紙が見えて、俺は思わずそれを手に取ってしまった。
『手…紙?』
っ!!
手紙っ!!
ラブレター!?
俺は手紙を下駄箱に戻し、勢いよく扉を閉めた。
何でかわかんないけど、心臓が苦しくて、異常にドキドキする、息もうまくできない。
何だ、俺の身体はどうなっちまったんだ?
変だ。
俺はゆっくり、ゆっくり深呼吸をして、考える。
草野は…意外とモテる。
告白されたりしてんのを知ってる。
それに、この手紙も…
きっと…
初めてもらう物じゃないだろう
きっと女には困らないはず…
ヤりたかったらいくらでも女とできる。
なのに…
何で、わざわざ男の俺?
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