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『泣いてねぇっ、鼻水だっ、何で俺が泣かなきゃなんねぇんだよっ』
「さぁ?俺にはわかんねーな、だから…何で泣いたのかゆっくり聞いてやるよ」
『は? へ? え? …ぇえっ?』
草野は俺を担ぎ上げて歩き出した。
『バカっ!! おろせっ!! おろせーーーっ』
「うっせぇ」
着いた場所は、草野宅、俺はベッドに投げられて
『ぎゃっ』
と変な声が出てしまった。
「さて、で? 何で泣いてたんだ?」
『…わかんねーよ、っつーか泣いてねぇっ』
「お前さ、昨日…俺の家に女がいてショックだったんじゃねーの?」
『は? ショック? 俺が? 何でだよ』
「違うのかよ」
『…違うし…』
「じゃ何で泣くんだよ」
『わかんねーよっ』
俺は心臓が痛くて、胸をギュッと掴んで
『草野、俺じゃなくてもいいじゃん、女とセックスしろよ…何で俺なわけ? 昨日みたいな人、いるじゃん』
「それ、本気で言ってんの?」
『本気に決まって…んっ』
草野は俺に無理矢理キスをした
『んっ…やめっ…』
唇が離れて、草野は
「だから、何で泣くんだよ、云いたい事あるならちゃんと云えよ」
『わかんねーんだよっ友達でもないし、付き合ってるわけでもないし、何なのこれ、好きだって云われたわけじゃないのに…セックスもするし、こんなの何て言えばいいんだよっ』
俺はグスグスと鼻をすすりながら泣いた。
『心臓が痛い…』
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