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目的地に着いてからも、立花はあまり元気がなかった。
テントを設営していると、同じグループの女子達が、全然できないから手伝ってと俺を引っ張る
立花はただ黙々とテントをたてていた。
昼食の時間になり、皆はそれぞれ持ってきた弁当を食べ始める、俺は作るのがめんどくさくて、コンビニで適当にパンを買ったから、それを食べようと袋から出そうとした時、俺の目の前に巾着袋が差し出された。
『ん…』
「なにそれ」
『オニギリ…』
「まさか、立花がにぎったのか?」
『悪いかよ…お前、1人暮らしで弁当作ってくれる人いないじゃん、だから作ってやったんだよ』
「…サンキュー」
俺は買ってきたパンをしまって、オニギリが入った巾着袋を開けた、中には大きめのオニギリが3つ入っていて、丸なんだか三角なんだかわからないオニギリを1つ包みをあけて食べた。
立花は俺の横に腰を下ろし、自分の弁当を広げ食べ始める
『オカズ、食べたかったら食っていいよ』
そう言ってくれたけど、俺は
「いや、お前が作ってくれたオニギリで腹一杯」
『ふーん』
立花は少し照れた様に視線を逸らして、弁当を食ってた。
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