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「お前、何ついて来てんだよ」
『違うし、ただ通りかかっただけだし』
「さっきの何あれ」
『は? 日比野さんみたいな学年のマドンナが根暗の事好きとか、皆が泣くだろうから、皆の為に止めてやったんだよ』
「あっそ」
『ほら、さっさとテント戻るぞ根暗ノッポ』
「あ~、はいはい」
俺は、立花の頭をポンポンっと叩いて来た道を戻る。
テントに戻ってから、俺はキャンプといえば怖い話だろうと、嫌がる立花に怖い話をしてやった。
そしたら…
『ギャーーーーーーッッッ』
「煩ぇよ、まだ起きてんの先生達にバレんだろ」
『お、お前、草野がそんな話するからっ』
「キャンプといったら怖い話だろ」
『知らねーしっ、そんなルールッ』
「いつも偉そうな立花は怖い話が苦手なヘタレでしたって、明日みんなに言っておくな」
『うるせぇバカが』
「じゃ、俺寝るな、おやすみ」
『えっ待って、まだ寝ないでっちょっと一緒の寝袋で寝ない?』
「暑いし、狭いし、ヤダ」
『だ、大丈夫だって、俺の寝袋開いて下にひいて、草野の寝袋を上からかけよう?』
「…」
『な?くっついて寝よう?』
「それ、襲ってもいいよってお誘い? 大胆だなお前」
『何でもいいから…頼むから…』
テントの中、しめしめと悪い顔をする俺に気付かず、俺に引っ付いて離れない立花に、散々悪戯をしてやった。
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