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次の日、帰りのバスに乗り込み座席に座った俺の横に立花はドカッと座ると
『ガムよこせ、根暗』
と、一言。
まぁ、機嫌悪くて話さないのは厄介だけど、話ても厄介。
口が悪い恋人は、ガムを口に入れて俺に少し寄りかかる様に座る。
可愛いんだか、可愛くないんだか…。
そして…厄介な事に、昨日の日比野さんとのやり取りが、どうした事かクラスの連中が知っていて、俺は5股をかける最低な男…そんなレッテルをはられていた。
バカな。
まぁ、面倒だから弁解もしないけど。
そんな話に小野寺が
「いや、お前は意外と一途だよな?」
なんて言って、立花を見て笑った。
俺は、言葉が見つからなくて
「言ってろ」
それだけ言って、立花の横で瞼を閉じた。
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