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口では悪かったと謝ってはいるが、態度は全く悪びれた様子がない。
そんな草野に苛立ち、毎回情事の後には喧嘩になる…が、毎回喧嘩にはなるものの、何だかんだ言っても結局は一緒にいる…
そんな俺も、今日という今日は我慢の限界で
『帰る』
「泊まってけよ」
『帰るし、そんで暫く口も聞きたくねぇ』
「はぁ?」
『少しは反省しろ、糞野』
「…あっそ」
…あっそ…だと?
ここで反省して、本気で謝ったら許してやらなくもなかったのに…
俺は草野のこの態度に怒りを倍増させ
『後で謝っても許さねーからな』
そう言い残して辛い体を動かし、部屋を後にした。
次の日、席が隣同士の俺達は言葉も交わさず、目も合わさずに過す
俺は草野を視界に入れないように、草野に背中を向けるように座ったり、ペンや消しゴムを落としても足で自分の方へ転がし手に取るといった行動で、俺は徹底して草野を避けた。
最初は意識して避けていたものの、1日、2日、3日と日が経つにつれて大して意識もしなくなり、それが普通になっていた。
別に元々仲が良かったわけじゃないから、あいつと話さなくても他に話す友達はたくさんいるし
毎日の様に草野の家で過ごしていた時間も、他の友達と遊ぶ時間になっただけで、楽しい時間になっただけ。
俺は毎日いろんな奴と久しぶりに遊んだ。
草野だって何も言ってこない
俺は喧嘩した事も忘れているかと思うほど毎日クラスの友達と馬鹿騒ぎした。
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