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カラオケ店に入ると、俺達よりも女の子達は先についていて、それはもうキラキラした女の子達で、俺は何となく照れくさくて友達の後ろに隠れて挨拶をした。
受付を済ませ部屋に入る、俺はすぐに携帯を取り出して部屋番号を小野寺に知らせた。
部屋は大人数向きの広めの部屋で、テーブルを囲むように配置されたソファーに俺達は男女交互になる様に座る。
キラキラ女子は、いい匂いがして大人な感じが同じ高校生の女の子とは違った。
俺は話しかけられても、照れて上手く話せずにいると、大人なお姉さん達は俺の反応が可愛いと散々イジられる。
可愛いと言って抱きついてくるお姉さんに俺があたふたしていると、部屋のドアが開いた
もちろん入ってきたのは、後で合流すると言っていた小野寺と鈴で、俺は
『お〜、遅かったな』
なんて言って手を挙げた時った
鈴の後ろに…冷たい目で俺をジッと見つめる…草野が立っていた。
『な…なんでお前まで…』
草野は真っ直ぐに俺を見て
「楽しそうだな」
それだけ言って席についた
怖い…顔が怖い…
そりゃそうだよ、怒るよ、だって入ってきたタイミングは最悪。
俺に抱きつくキラキラお姉さん、それを拒むこと無く受け入れちゃって、笑ってた俺…
ヤバイだろ。
俺はゆっくりと
『あー…ははは、ダメですよー…お姉さん』
と、引き離す。
楽しかった雰囲気も、草野が来た事で俺一人だけ気まずくなって、俺の右隣に座った小野寺には
「連れてきたのまずかった?」
なんて聞かれる始末。
俺は「まずい」なんて言える訳もなく
『い…いや…別に…平気だけど』
詰まりながらもそう答えるしかなかった。
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